分科会


分科会1「農福連携の可能性〜いま必要な動きを考える〜」

テーブルオーナー:沖縄農福ラボ 呉屋 正太

 いま、日本の農業においては働き手の高齢化が進み、その数もこの20年ほどでおよそ半数まで減少しています。一方、障害福祉分野の課題としては、働きたくても働く場所が見つからず働いても賃金・工賃が低いという状況があり、農業分野と障害福祉分野、双方の課題の解決につながる糸口が、「人手が足りない農業」と「働く場の確保と賃金の向上を求める福祉」が結びつく「農福連携」だと考えます。沖縄県内においてもその動きが活発になってきている中、様々な課題も散見されていますが、その価値を見出しそれらを伝えるべく県内において実践する方々をお呼びして、沖縄の「農福連携」の未来について語っていただきます。

分科会2「就労継続を支える地域の力」

テーブルオーナー:株式会社アソシア 宮里 政士

 就労の機会として、ここ数年で様々な理解やチャンスが広がり、一般企業への就職はそれほど難しいものではなくなりました。その一方で継続やキャリアアップの根幹をなす地域生活についての支えはまだまだ十分とはいえません。スポーツを通じた地域生活支援の実践から、「働き続けること」について考えます。

分科会3「就労継続支援事業からの就職」

テーブルオーナー:株式会社ぱいおにあ 取締役統括施設長 井上 靖

 全国障害者就労支援ローカルネットワークでは、どの就労支援事業(移行・A型・B型)からでも就職させるという当初からの目的として取り組んできました。「ただ就職させることだけが幸せか」と言われる事もありますが、障害福祉における就労支援施策として一般就労を進めていこうとの流れや、これからの少子高齢化時代を迎えている今、働き手の確保に政府も試行錯誤しているように思えます。就職は出来ることをやっていく延長戦上にあると考えています。今回は就労支援を積極的に取り組んでいる地元沖縄の事業所にも話しをしていただき、ひらめきやヒントとなるような分科会を進められればと思います。

分科会4「よってたかって就労支援〜精神障害者の就労支援に必要な事〜」

テーブルオーナー:株式会社NSP 専務取締役 仲地 宗幸

 近年、精神障害者の求職者数の増加が著しく、取り巻く「環境」も「支援」も「治療」も変化し続けています。しかし、精神障害者を支援している就労系事業所から「支援が難しい」「職場定着が上手くいかない」「精神科病院と連携しにくい」等、色々な意見を聞くことがありますが実際は関係機関・他職種連携で精神障害者の支援を展開しています。各関係機関の取り組みと共にどのような視点をもって就労支援をおこなっているかセッションを通して会場の皆様に伝えることが出来ればと考えております。